あなたは本当に大丈夫?自然排便を妨げる悪しき食生活とは

am500 fo052 300x245 あなたは本当に大丈夫?自然排便を妨げる悪しき食生活とはスッキリとした自然排便が難しい、いわゆる便秘の人は世代を問わず増える一方で、その数は全国で一千万人以上とも言われています。

便秘の原因はさまざまですが、腸の状態を左右する主な要因はその人の食生活にあり、その乱れが慢性的な便秘につながってしまうケースは特に多いです。

よく『戦後の食生活が欧米化したから便秘が増加した』と言われますが、個人の『食』の事情が複雑になった今、単純にそれだけが便秘の原因であるとは言えません。

日頃便秘に悩まされている人は自分の『』に次のような問題がないか、一度じっくりと考えてみる必要がありそうです。

1、肉類ばかりをよく食べる

便秘の原因として言われる『食生活の欧米化』の最も大きな弊害と言えるのが、肉を食べる機会が爆発的に増えたことでしょう。

もちろん肉類そのものは悪ではなく、筋肉の材料となるタンパク質や、吸収効率が高く血液中のヘモグロビンの原料となるヘム鉄など、人の体を維持するための栄養素がたくさん含まれています。

しかし肉類に含まれるタンパク質や動物性脂肪は、大腸菌やウェルシュ菌など、腸の環境を悪化させてしまう通称『悪玉菌』のエサでもあるため、過剰に取りすぎれば悪玉菌を増やして活性化してしまうのです。

また肉類は人の腸では消化するのに時間がかかるため、腸の中に長くとどまって腐敗しやすいという一面もあります。

肉といえば焼肉やステーキなど思い浮かべるかもしれませんが、ハムやベーコン、ソーセージなど加工品として食べる機会も非常に多く、知らず知らず取りすぎている人は大勢います。

2、食物繊維をとっていない

肉を食べる機会が増えたのとは逆に野菜を食べる機会は少なくなり、同時に食物繊維の摂取量は大きく減りました。

健康なお通じのためには、一日25グラムの食物繊維をとることが理想的と言われていますが、現代人の一日の食物繊維摂取量は15グラム程度で、多くの人が不足がちだといいます。

食物繊維は便の量をふやして大腸を適度に刺激し、ぜん動運動を促したり、便の中に水分をためて適度なやわらかさにするなど、健康的なお通じのために欠かせない役割を果たしています。

それゆえ不足すると、便の量が減って腸が十分な刺激を受けられなくなる、便の保水性が悪くなって便が固くなるなど、自然排便を難しくしてしまうのです。

3、外食やコンビニ弁当三昧

肉食の増加、食物繊維の不足とも深く関わってきますが、多忙がちな現代の日本人は、外食をしたり食事をコンビニ弁当で済ませることも増えました。

外食メニューやコンビニ弁当は、食材の量など個人の体に合わせた調整が難しく、また肉中心のおかずに偏りがちなため、それが続くとお通じのバランスが崩れてしまうことが多々あります。

特にファストフードに多く含まれる脂肪分は、悪玉菌の好物であり、腸内環境を悪化させやすくします。

4、ダイエットで食事制限をしすぎている

特に女性の便秘の原因としてあげられるのが、無理なダイエットによる食事制限です。

健康的な体型を維持するためには、ある程度の食事制限は必要なことではありますが、それも度が過ぎれば体にとって負担にしかなりません。

特定のものだけを食べるダイエットや、食べる量をのものを極端に減らすようなダイエットは、便の量そのものも減らしてしまい、刺激を受けなくなった腸は動きが鈍ってしまいます。

間違ったダイエットをきっかけに慢性便秘になってしまう女性は、決して少なくありません。

5、サプリメントに頼りすぎ

多忙な生活などで食生活のバランスが崩れてしまった時に、足りない栄養を補おうとサプリメントを頻繁に使う人がいますが、それも便秘の一因となることがあります。

特に野菜不足を補いたくて、ビタミンなど野菜に多く含まれる栄養をサプリメントでばかりとっている人は要注意。

本来、他の栄養といっしょに野菜に含まれている食物繊維は、ビタミン剤などのサプリメントには入っておらず、食物繊維専用のものを取る必要があるのですが、それに気がついていない人がほとんどだからです。

サプリメントでビタミン不足は解消できているのに便秘がひどい、なんてことになりかねません。

6、積極的に飲み物を飲まない

食生活に気を使い、スムーズな排便に必要な栄養素をきちんととっていても、水分が不足すると便秘になってしまいます。

そもそも、食物繊維が便秘に対して効果的に働くためには、水分の協力が不可欠なもの。

食物繊維は水分を吸って膨張したり、便の中に水分をためて便をやわらかくしてくれるのですが、水分そのものが不足していればどうしようもありません。

食事時以外に積極的に水分をとらない人は、自覚のないまま水分不足に陥っていることがあり、注意が必要です。

普段、そう感じることはほとんどありませんが、人の体は生きて動いているだけで大量の水分を消費しており、たとえば一日の食事で合計1リットルの水を飲んだとしても、腸にたどり着くのはなんとたったの100ミリリットル以下で、摂取した水分のほとんどは体に吸収されています。

しかも、水分は腸の中でまたさらに体に吸収されるので、最終的に便に残る水分は、摂取量に対して非常に少ないのです。

7、朝食を食べない

朝の準備が忙しいなどの理由で、朝食を食べないことが習慣になっている人は少なくないですが、スムーズな自然排便のためにはよくありません。

朝食には、眠っている間に消費した水分やエネルギーの補給とともに、からっぽになった胃に食べ物を入れて腸を目覚めさせるスイッチの役割もあるからです。

便意が発生するための体のシステムは、食べ物が入ってきたことを腸が感じ取り動き始める『結腸反射』がスタートなのですが、胃がからっぽの状態だとこの結腸反射が起こりやすいため、朝は一日の中でも最も排便しやすいチャンス。

朝食を食べない人は、毎日訪れるはずの排便チャンスを逃してしまっています。

改めて言われてみると、『そういえば』と思い当たる項目はありませんか?

もちろん、食事の問題以外にも便秘の原因となりうる要素はたくさんありますが、やはりお通じと食事のかかわりは特に深いものなのです。

⇒ 便秘解消法1:食生活の改善へ

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